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更年期外来

更年期について

更年期外来月経が1年間ない状態を「閉経」と呼びます。多くの方は、50歳前後で迎えます。(最新の調査では日本人女性の平均の閉経年齢は52歳前後といわれています。)

そして、閉経をはさむ前後5年間(おおよそ45〜55歳頃)を「更年期」と呼びます。
更年期の時期は、女性ホルモン(エストロゲン)を分泌する卵巣の機能が大きく揺れ動きながら、急激に低下していきます。そのため、体だけでなく、心にも様々な不調が現れやすくなります。

更年期症状・更年期障害

女性のうち約60%の方が更年期症状を自覚し、そのなかの1/3(全体の約20%)の方が日常生活に支障がでるほど強い症状(更年期障害)を感じるといわれています。
更年期は誰にでも訪れる自然な体の変化ですが、思春期も人それぞれちがうように、更年期も体や心に現れる症状には個人差があります。

更年期症状で大切な
2つのポイント

① 他の病気が隠れていないかを必ずチェックする

更年期症状は除外診断といって、他に重大な病気がないことを確認したうえで診断します。

例えば・・・
  • 「更年期によるめまいと思っていたら、実は脳疾患や耳鼻科の病気だった」

  • 「不正出血は更年期のせいだから大丈夫と思っていたら、子宮体がんだった」

  • 「発汗、だるさは更年期だからだと思っていたら、甲状腺の病気だった」

このように、似た症状がでる大きな病気が隠れていることがあります。
当院では、問診や検査を通してしっかり診療を行い、必要な場合は他科に紹介するなど、しっかりと拝見してまいります。
当院では更年期ドックもご用意しておりますので、気になる方は是非ご覧ください。

② さまざまな症状があることを知り、つらい時は婦人科で相談する

更年期には想像以上にたくさんの症状が現れることがあります。代表的なものは次の通りです。

運動系

肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛 など

血管運動系

ほてり、のぼせ、動悸、発汗、冷え など

泌尿生殖器系

月経異常、腟の乾燥、性交痛、尿もれ など

精神症状

倦怠感、イライラ、めまい、頭痛、不安、不眠、抑うつ、疲労感 など

皮膚症状

皮膚の乾燥、かゆみ など

更年期症状で大切な2つのポイントよく知られているほてりやのぼせ(ホットフラッシュ)だけでなく、「忙しいから疲れているだけかと思った」「運動不足のせいで肩こりがあると思っていた」という方も少なくありません。
少しでも気になる症状がある方は、「更年期だから仕方ない」と我慢せず、ぜひお気軽ご相談ください。
わたしたちがお力になれることがあるかもしれません。

治療

保険適用で行える更年期の治療には、大きく分けて3つの方法があります。

  • ホルモン補充療法(HRT) 減少した女性ホルモンを補うことで、症状の改善を目指します。
  • 漢方療法 体質や症状に合わせて、自然な形で体のバランスを整えていきます。
  • プラセンタ療法 胎盤由来の有効成分を使って、体調の回復をサポートします。

これらの治療が適さない方や、治療中でも一部のつらい症状がなかなか改善しない場合にも、少しでもお力になれるように、自費診療の治療もご用意しています。

ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン補充療法(HRT)女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンがあります。
更年期症状は、主にエストロゲンの急激な減少とその変化によって引き起こされます。
そのため、エストロゲンを補充し、激しい増減を落ち着かせることで多くの症状が改善します。特に、効果が期待できるのは次のような症状です。

血管運動系

ほてり、のぼせ、動悸、発汗、冷え など

精神症状

倦怠感、イライラ、不安、不眠、疲労感 など

泌尿生殖器系

腟の乾燥、萎縮性腟炎 など

さらに、骨粗しょう症の治療や予防にも効果があるとされています。

更年期症状の治療という観点では、エストロゲンのみを補充すればいいのですが、エストロゲン単独の長期使用は、子宮体がんのリスクが高まることがわかっています。そのため、

  • 手術等で子宮がない方にはエストロゲン単独療法が可能。
  • 子宮がある方には、安全に治療を続けるために、エストロゲン単独での治療は行わず、エストロゲンとプロゲステロンを併用する治療が必要になります。

この場合、プロゲステロンの投与方法によって治療法は2種類に分かれています。

  • 周期的投与・・・閉経前〜閉経後1年以内にホルモン補充療法を開始する方
    閉経前後の時期に持続的投与を行うと、不正出血が起こりやすいことが知られています。
    そのため、①エストロゲン単独の時期、②エストロゲンとプロゲステロンを併用する時期、(③休薬期間)を周期的に繰り返します。
    定期的に出血をおこし、月経のようなサイクルを作ることで、不正出血を防ぐことができます。
  • 持続的投与・・・閉経後2年以上経ってからホルモン補充療法を始める方
    閉経から時間が経つと不正出血のリスクが低くなるため、エストロゲンとプロゲステロンの2剤を休薬期間なく毎日投与し続ける持続的投与を選択することができます。

エストロゲン・プロゲステロン併用療法

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HRTの効果に関して

いずれの方法を選んでも、ホルモン補充療法を始めると、開始後2週間程度で効果を実感し始める方が多いです。
症状が緩和した後に治療を一度休止するか、または骨粗しょう症などの予防のために続けるかは、お一人お一人のご希望や状況に合わせてご相談しながら一緒に決めてまいります。

注意点

閉経後10年経過した方や60歳を超えてから開始するHRTは脳卒中や心疾患、血栓のリスクが高くなるため、当院ではホルモン補充療法の開始は行っておりません。
より安全な医療を提供するため、適切なタイミングでの開始をおすすめしております。

HRT治療薬に関して

更年期障害に対するHRT治療薬に関して、当院で主に使用するものは以下のものです。

  • エストロゲン製剤:内服薬(ジュリナ)、ジェル(ル・エストロジェル)、パッチ(エストラーナ)
  • プロゲステロン製剤:内服(エフメノ、デュファストン)
  • エストロゲン・プロゲステロン合剤:パッチ(メノエイドコンビパッチ)(合剤には内服(ウェールナラ)がありますが、適応は閉経後骨粗鬆症のみです)

HRTの禁忌と慎重投与

日本産科婦人科学会のホルモン補充療法ガイドラインより、以下のような場合は注意が必要とされています。

  • 禁忌に該当する方→リスクが高いため、HRTは行うことができません。
  • 慎重投与に該当する方→基本的には行いません。御本人がご希望になった場合は、リスクを御理解の上で、項目によっては診察や検査結果にて可能された場合には治療が可能となる場合があります。
禁忌症例
  • 重度の活動性肝疾患
  • 現在の乳がんとその既往
  • 現在の子宮内膜癌(子宮体癌)、
    低悪性度子宮内膜間質性肉腫
  • 原因不明の不正性器出血
  • 妊娠が疑われる場合
  • 急性血栓性静脈炎または静脈血栓症とその既往
  • 心筋梗塞および冠動脈に動脈硬化性病変の既往
  • 脳卒中の既往
慎重投与あるいは条件付きで
投与が可能な症例
  • 子宮内膜癌(子宮体癌)の既往
  • 卵巣癌の既往
  • 肥満
  • 60歳以上または閉経後10年以上の新規投与
  • 血栓症のリスクを有する場合
  • 冠攣縮および微小血管狭心症の既往
  • 慢性肝疾患
  • 胆嚢炎および胆石症の既往
  • 重症の高トリグリセリド血症
  • コントロール不良な糖尿病
  • コントロール不良な高血圧
  • 子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症の既往
  • 片頭痛
  • てんかん
  • 急性ポルフィリン症
  • 全身性エリテマトーデス(SLE)

ホルモン補充療法を安全に受けていただくために

当院では、皆さまに安心して治療をお受けいただくために、HRTガイドラインに沿った安全管理を行っています。
当院ではホルモン補充療法を行う前に、以下の検査を受けていただきます。

  • 血圧
  • BMI
  • 血液検査
  • 婦人科がん検診
  • 乳がん検診

※大変申し訳ありませんが、当院では乳がん検診は行っておりませんので、他院での受診をお願いいたします。
また、治療を始めた後も、年に1〜2回の定期的な検査をお願いしております。

漢方療法

漢方療法幅広い症状でお困りの方や、ホルモン補充療法が行えない方には、漢方療法をおすすめしております。漢方の優れた点は、複数の症状に対して同時にアプローチできること、種類が豊富で、ご自身に合った漢方が見つかる可能性が高いことが挙げられます。
お体のバランスを整えながら、体質改善を行い、無理なく症状を和らげることができるのが、漢方の大きな魅力です。

婦人科三大漢方

  • 加味逍遙散:更年期に限らず婦人科領域で最も多く使われる漢方です。イライラ・抑うつ・倦怠感といった精神的な不調に効果があり、のぼせ・ほてり・ホットフラッシュといった血管運動経の症状も和らげてくれます。
  • 当帰芍薬散:冷え性で疲れやすい方におすすめです。頭痛・めまい・肩こりなどの症状に効果があるとされています。
  • 桂枝茯苓丸:足は冷えるのに頭はのぼせる、めまいがあるといった症状に適しています。比較的体力がある方に合うことが多い漢方です。

このほかにも、さまざまな種類の漢方があります。症状や体質をお伺いしながら、
「あなたに合った漢方」を見つけられるよう努めてまいります。

プラセンタ療法

プラセンタは、健康なヒト胎盤を原料とし、ホルモンは含まれていません。多種のアミノ酸やビタミンをはじめとした成分が豊富に含まれています。
更年期に対する詳しい作用の仕組みは完全にはわかっていませんが、経験的に次のような症状に効果があるとされています。

効果

  • 不眠・疲労感・倦怠感のような精神症状
  • 肩こり・腰痛・冷え性などの身体症状

更年期障害に対するプラセンタ注射は45〜59歳に限り、保険適応で受けることができます。最大で週3回まで、皮下注射にて治療が可能です。
※これまでにヒトからヒトへのクロイツフェルト・ヤコブ病の感染事例は報告されておりませんが、ヒト由来の製剤であるため、プラセンタ注射を受けた後は献血はできなくなります。(これまでに輸血や臓器移植を受けた方と同様です。)あらかじめご理解ください。

プラセンタサプリメントに関して(自費診療)

更に、ヒト由来でないプラセンタ製剤もご用意しております。
ブタ胎盤由来のプラセンタのサプリメントについては、漢方(当帰芍薬散)と比較した研究で、更年期症状や肩こりの子改善に効果があるという報告があります。このサプリメントは保険適用外ですが、ヒト製剤ではないため、サプリメントを使用しても献血は可能です。

当院取扱いのサプリメント

当院では、メルスモンカプセルを取り扱っております。
このカプセルには、

  • 希少なウマプラセンタ(ブタプラセンタよりアミノ酸が多く含まれているといわれています)
  • フランス海岸松樹皮から採取された天然成分ピクノジェノール
  • ビタミンC

が配合されています。ピクノジェノールは、近年の研究で更年期症状の緩和に効果が期待されている成分です。

「プラセンタ注射で通いたいけれど、忙しくて受診ができない」 「更年期症状はないけれど、最近年齢による変化を感じる」 そんな方にも、日々の健康サポートとしてお役立ていただけますと嬉しいです。
※こちらのサプリメントであれば、ヒト製剤ではありませんので、献血も問題ありません。 また、プラセンタはやってみたいけれど、注射をする前に試してみたい、という方にもおすすめです。

メルスモン 
ピュアクリスタルカプセル
(医療機関専売品)
摂取目安

1日2〜4粒

内容量 2粒入り×30包
料金

税抜15,000円 
(税込16,200円)

メルスモン ピュアクリスタルカプセル(医療機関専売品)

その他の治療(自費)

萎縮性腟炎・閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)について

更年期に現れる外陰・膣の症状、性機能障害、泌尿器症状などは、最近ではまとめて閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)と呼ばれるようになっています。(これまで萎縮性腟炎と呼ばれていた症状も、GSMの一つです。)
HRTを行っても、なかなかGSMの症状が改善しない方、HRTを行うことができない方にも、何かできることはないかという思いから、当院では腟ハイフを導入いたしました。膣ハイフは、外科手術やホルモン治療ではない、新しい選択肢の一つです。詳しくは膣ハイフのページをご覧ください。

膣ハイフ

更年期ドック

更年期ドック更年期に気になる健康状態を調べるために、更年期ドックをご用意いたしました。
基本的な項目を網羅したベーシックケアプランと、より詳しく調べる事ができるエグゼクティブケアプランの2種類に加え、ご希望に合わせてオプションをお選びいただくことができます。

更年期ドック内容

基本を大切にするケア 
“女性のからだを見つめ直す、
はじめの一歩”

ベーシックケアプラン

費用

35,000円 (診察料込み・税抜)
※こちらに10%の消費税がかかります。
※更年期ドックをお受けくださった方限定で、次回美容施術 20%オフでご案内いたします。

検査項目
  • 子宮頸がん検診

  • 経膣超音波検査

  • 血算

  • 肝機能(AST,ALT,T-Bil,γGTP,LDH)

  • 腎機能(BUN,Cre,UA)

  • 電解質(Na,K,Cl)

  • 血糖(Glu,HbA1c)

  • 脂質(T-cho,HDLコレステロール,LDLコレステロール,TG)

  • 甲状腺(TSH,fT3,fT4)

  • 女性ホルモン(FSH,E2)


全身を深く整える 
“不調の奥にある原因まで、丁寧に”

エグゼクティブケアプラン

費用

45,000円 (診察料込み・税抜)
※こちらに10%の消費税がかかります。
※更年期ドックをお受けくださった方限定で、次回美容施術 20%オフでご案内いたします。

検査項目 (Basicに加えて)
  • 栄養状態(TP,Alb)
  • 骨代謝(25OHビタミンD,Ca)
  • 貧血(Fe,TIBC,フェリチン)

更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)の変化によって、体や心にさまざまな変化があらわれることがあります。
ここでは、特に更年期に特徴的な変化と検査項目の一部を紹介いたします。

更年期に特徴的な変化と
検査項目

女性ホルモン

対象のドック
  • ベーシックケアプラン
  • エグゼクティブケアプラン

更年期は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が激しく上下しながら急激に減少していきます。エストロゲンは卵巣から分泌されていますが、その分泌は脳から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン)によって調節されています。

更年期にさしかかると、卵巣の働きが徐々に低下し、エストロゲンの分泌も少なくなっていきます。すると、脳は減ってしまったエストロゲンを補おうとしてFSHが高く分泌されるようになります。つまり、FSHが高く、エストロゲンが低いという状態が更年期に特徴的なホルモンバランスです。 当院の更年期ドックではFSH,エストロゲンの状態を血液検査で確認します。

なお、更年期はホルモンの分泌が刻々と変化時期のため、1度の検査だけで明確に判断できないこともあります。そのため、月経の状況や体調の変化なども合わせてお伺いし、ご自身の現在の状況をお伝えしてまいります。

脂質異常症

対象のドック
  • ベーシックケアプラン
  • エグゼクティブケアプラン

エストロゲン(女性ホルモン)は、脂質に関して大きく3つの働きがあります。

  1. 肝臓に作用して、LDL(悪玉)コレステロールやTG(中性脂肪)を分解・排出しやすくする
  2. LDLコレステロール,TGの生成を抑える
  3. HDL(善玉)コレステロールを増やす

このため、更年期を迎えてエストロゲンが減少すると、LDLコレステロールが増加し、HDLコレステロールが低下するという変化が起こりやすくなります。 結果として、「脂質異常症(以前は「高脂血症」と呼ばれていました)」につながることがあります。

LDLコレステロールが増えると、血管の壁にたまりやすくなり、動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。また、エストロゲンがしっかり分泌されている間は、皮下脂肪が多く、内臓脂肪が少ない体質が保たれていますが、更年期以降は脂肪のつき方が変化しやすく、内臓脂肪がたまりやすくなります。そのため、これまでと同じ生活をしていても、お腹まわりがふっくらしてきたと感じる方もいらっしゃいます。

更年期ドックでは、総コレステロール、善玉(HDL)・悪玉(LDL)コレステロール、中性脂肪(TG)を調べ、脂質の状態を確認します。

骨粗鬆症

対象のドック
  • エグゼクティブケアプランのみ

骨は、常に壊されたり新しく作られたりを繰り返しながら、丈夫さを保っています。
エストロゲンには、骨を壊すスピードを抑える働きがありますが、更年期になるとエストロゲンが減少するため、骨が壊れるスピードが早まり、骨密度が低下しやすくなります。その結果、骨粗しょう症へとつながることがあります。

当院の婦人科ドックでは、骨のもとになるカルシウム、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを血液検査で測定し、骨を作る健康状態を確認しています。
骨粗しょう症の予防として、バランスの取れた食事、適度な日光浴(目安:1日に15〜30分)、1日30分程度のウォーキングや軽い運動をすることが勧められています。 日々の生活に取り入れることで、骨密度の低下を防ぐ効果が期待できます。
※大変申し訳ありませんが、当院では、骨密度測定検査は行っておりません。

糖尿病

対象のドック
  • ベーシックケアプラン
  • エグゼクティブケアプラン

エストロゲンには、インスリン(膵臓から分泌され、血糖値を下げる唯一のホルモン)の働きを助け、血糖値を安定させる作用があります。しかし、更年期に入りエストロゲンが減少すると、インスリンの効きが悪くなり、血糖値が上がりやすくなります。その結果、場合によっては糖尿病を発症することもあります。

糖尿病の症状として、体がだるさ、急な発汗などがありますが、これらは更年期症状と似ているため、気づかれにくいことがあります。
そのため、当院の更年期ドックでは、Glu(採血時点の血糖値)、HbA1c(過去1〜2ヶ月の血糖値を反映する指標)をチェックし、隠れた糖尿病がないか確認します。糖尿病と診断されても、早期であれば合併症を起こす前に治療が可能です。

貧血,Hb/Fe,TIBC,フェリチン

対象のドック
  • 貧血,Hb・・・ベーシックケアプラン、エグゼクティブケアプラン
  • Fe,TIBC,フェリチン・・・エグゼクティブケアプランのみ

更年期になると、女性ホルモンの変化により「数カ月月経が来なかったのに、来たと思ったら2週間後にまた来た」というように月経が不安定になることがあります。このような不規則な出血の中で、貧血になる方もいらっしゃいます。

また、動悸やふらつき、めまいなどの症状は貧血でも更年期でも起こることがあるため、更年期と思っていたら貧血が隠れていたということもよくあります。 当院の更年期ドックでは、すべてのコースでHb(ヘモグロビン=貧血の指標)をチェックし、貧血の有無を確認しています。

さらにエグゼクティブケアプランでは、Fe(鉄)(貧血の原因となる鉄不足がないか)、TIBC(総鉄結合能)(体がどれだけ鉄を必要としているか)も合わせて測定します。TIBCは血液の中で鉄を運ぶタンパク質の働きを表す検査です。TIBCが高い場合は、体に鉄が足りていないサインである可能性があります。
これらの検査を組み合わせることで、体に本当に鉄が足りているかをより詳しく確認することができます。

料金
(こちらに10%の消費税がかかります)

ベーシックケアプラン 35,000円(診察料込み、税抜)
エグゼクティブケアプラン 45,000円(診察料込み、税抜)

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