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婦人科健診・婦人科がん検診

婦人科健診・
婦人科がん検診とは?

婦人科検診同じ「けんしん」と読みますが、健診と検診は何が違うのでしょうか。

健診は、「健康状態の確認」です。
健康な状態を保つ目的に、「1次予防」といって病気にならないようにする目的の検査です。健診は、自費で行う検査になります。
当院で行っている健診には、婦人科ドック(婦人科健診)、ブライダルチェック、プレコンセプションチェックがあります。

一方、検診とは、「特定の病気を早期発見するため」のものです。自治体が実施していることが多く、当院は世田谷区子宮がん検診実施医療機関で、2年に1度、区の助成を受けて婦人科がん検診をお受けいただくことができます。

いずれも、項目を追加して受けることもできますので、お気軽にご相談ください。

婦人科健診・
検診で行う主な検査内容

ほとんどは以下を組み合わせています。超音波以外は結果が出るのに約2週間かかります

子宮頸がん検査

子宮頸がん検査とは、子宮頸がんやその前段階の異常な細胞がないか検査します。スクリーニング検査として、婦人科では一番勧められる検査です。

検査方法

子宮の入り口をブラシで擦って細胞を採取します。人によりますが、お痛みは軽度なことが多く、すぐに終わる検査です。

子宮体がん検査

子宮体がん検査とは、子宮体がんやその前段階の異常な細胞がないか検査します。

検査方法

子宮の中に細いブラシを進めて細胞を採取します。人によりますが、お痛みは比較的強い検査になります。
スムーズに進めばすぐに終了しますが、子宮の形などにより難しい場合は時間がかかることがあります

超音波検査

超音波検査とは、超音波で子宮や卵巣に子宮筋腫や卵巣腫瘍をはじめとする病変がないか検査します。

検査方法

膣から細い棒状の機械を挿入し、超音波画像を拝見します。人によりますが、お痛みは軽度なことが多く、すぐに終わる検査です。
膣からが一番観察しやすいですが、性交渉のご経験がない方などは痛みや出血を伴うことがあるので、その場合は肛門から検査することもできます。(観察しづらい場合があります。)その場で結果がわかります。

HPV検査

HPV検査では、ヒトパピローマウイルス(HPV)のなかでも、特に子宮頸がんのハイリスクとなる種類のHPVがいないか検査します。

検査方法

子宮の入り口をブラシで擦って採取します。子宮頸がん検診を行った場合、同じ検体から検査できますので一度で済みます。
人によりますが、お痛みは軽度なことが多く、すぐに終わる検査です。

性感染症検査
(おりもの検査、血液検査)

おりものの検査は、膣の中を綿棒で擦って採取したおりものから検査します。お痛みはほとんどありません。

  • おりものからわかるもの:淋菌・クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマなど
  • 血液検査からわかるもの:HIV、梅毒など

血液検査

いろいろな項目を希望に合わせて検査します。

区がん検診 
検査の対象や詳細は
各項目をご覧ください

がん検診のご案内

子宮頸がん・子宮体がん子宮頸がんは性経験のある方でしたら、どのご年代でも発症するリスクのある病気です。

子宮頸がんは20代から増えはじめて、最も多く見られる発症時期は30代後半〜40代です。日本では、毎年1万人の人がかかり、毎年約3,000人の人が亡くなっています。一生のうち、70人に1人は子宮頸がんになるといわれています。子宮頸がんの初期段階では、症状がほとんどないため、早期発見のためには、定期的な検診を受けることが重要です。この検査はご年代や症状に関わらず、また1度受けて異常がなかったからといって安心せず、定期的に皆様にお受けいただきたいです。

子宮体がんが最も多く見られる発症時期は50〜60代で、日本では、毎年1.8万人の人がかかり、毎年約2,500人の人が亡くなっています。子宮体がんは、婦人科がんで最も多いがんです。どうしても、痛みや出血等の頻度が高い検査なので、子宮頸癌のように皆さんにお受けいただきたいというのではなく、問診や超音波所見等を合わせて、ご相談して検査の実施を決めます。

区がん検診に、一番おすすめさせていただきたいオプションが超音波(経膣エコー)検査です。子宮頸がん・大がん検診では、子宮や卵巣を画像で確認することができないため、子宮や卵巣に病変があってもわかりません。経膣エコー検査は、子宮や卵巣に子宮筋腫や卵巣嚢腫、腫瘍がないか確認できます。卵巣がんも若い世代で発症するケースが見られ、特に無症状のまま進むのでサイレントキラーと呼ばれているほどです。経膣エコーで異常が見られた場合は、内容により、改めて婦人科の保険診療で診断や管理を進めてまいります。

子宮頸がん検査

子宮頸がん検診とは、子宮の入り口(子宮頸管)の細胞をブラシで採取し、異常細胞がないか調べる検査です。

当院では精度の高い液状化細胞診(LBC法)を採用しております。

液状化細胞診では、専用の保存液が入った容器の中に入れたブラシをすすいで細胞を集めるので、血液やおりものなどの不純物を取り除いて標本が作れます。
そのため、精度が高い検査を行えます。

子宮頸がんの原因であるHPVとは

子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染で生じます。HPVは、主に性行為によって感染し、女性の80%以上が一生で一度はHPVに感染すると報告されているほど、珍しくないウイルスです。
現在、300種類以上のHPVが発見されており、その中の13種類は「ハイリスク型HPV」と言い、子宮頸がんを引き起こすリスクが高いとされています。
大半は免疫によって自然に消えますが、約10%は持続感染となり、数年をかけてがん化することがあります。

子宮頸がんの原因であるHPVとは

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子宮体がん検査

子宮体がん検診とは、子宮の中(子宮体部)の細胞をブラシで採取し、異常細胞がないか調べる検査です。
子宮体がんは子宮体部に発生し、婦人科がんで最も多いとされています。比較的若い方には少なく、閉経前後になると発症リスクは上昇します。

子宮体がんとエストロゲン

子宮体がんと卵胞ホルモンの関係は密接であり、発症には卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)のバランスが深く関係していて、エストロゲンが過剰な場合やエストロゲンによる長期間の刺激がリスクとなると言われています。また、この他にも、現在までの研究で、リスクの高い方が分かってきました。

以下に当てはまる方は
子宮体がんのリスクが高いといわれているため、注意が必要です。

  • 肥満
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 月経不順
    (無排卵性月経周期がある方)
  • 出産を経験していない方
  • 卵胞ホルモンのみのホルモン療法を
    受けた経験がある方
  • 現在乳がん治療中の方
  • 乳がんまたは
    大腸がんを発症した血縁者がいる

超音波(経膣エコー)検査

子宮筋腫

子宮筋腫は一定のサイズに肥大すると、婦人科の内診で確認が可能となります。病変が小さい段階だったり、確定診断を行ったりする場合には、超音波検査などの検査が必須です。

子宮内膜症

子宮筋層に発生する子宮腺筋症や、卵巣に形成されるチョコレート嚢腫は、超音波検査で診断できます。同時に、内診により子宮卵巣やその周辺組織との癒着、硬結、および圧痛の有無も重要な観察所見となります。

卵巣腫瘍

内診で発見される場合もありますが、腫瘍の性質(良性か悪性か)を評価するには、超音波検査やMRI検査などが不可欠です。
MRI検査が必要な場合は、連携する医療機関をご紹介します。

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世田谷区 子宮がん検診

子宮頸部がん検診

受診するにあたって

受診票とご案内兼実施医療機関名簿がお手元に届いたら、注意事項を確認のうえ、受診票にご記入の上、受診の予約をしてください。
年度末にかけては、大変混み合い、ご希望通り受診いただけないことがございます。

対象

世田谷区では、本年度3月31日時点で20歳以上の女性区民のうち、前年度に区の子宮がん検診を受診していない区民を対象に子宮がん検診を行っています。

妊娠届出書を提出された方

届出時に交付している「母と子の保健バッグ」の中に、妊婦子宮頸がん検診受診票が封入されていますので、そちらをご利用ください。

注意

「妊婦子宮頸がん検診受診票」を使用して今年度検診を受診された方は、「子宮(頸部)がん検診受診票」をご利用いただけません。

自己負担金

800円

※注意:区の子宮頸部がん検診受診票を利用せず、自己負担で検診を受診された場合の検診費用の払い戻しはできませんのでご注意ください。

検査方法

子宮頸部がん検診を実施します。

検査項目

問診・視診・内診・細胞診検査 (子宮の細胞を採取して検査を行います)

※注意:月経中と月経直後は避けてください。(月経終了後3~7日)

申込方法・申込先

電話またはハガキ、ファクシミリ、インターネットから、世田谷区がん検診受付センターへお申し込みください。

電話番号

世田谷区がん検診受付センター
03-6265-7573

ハガキ

世田谷区がん検診受付センター
〒156-0043
東京都世田谷区松原6丁目37番10号

[1]子宮がん検診希望 [2]住所 [3]氏名(ふりがな) [4]生年月日 [5]電話番号 を明記してお申し込みください。
内容を確認後、子宮がん検診受診票等が送付されます。

インターネット

世田谷区のサイトをご確認いただき、「ウェブ申込のページ」新しいウィンドウでがん検診受付センターのページが開きます。
必要事項を入力してお申し込みください。

健康企画課または
各総合支所保健福祉センター
健康づくり課の窓口でも申込可能

  • 世田谷保健所健康企画課(窓口)(世田谷区役所城山分庁舎1階)
  • 各総合支所保健福祉センター健康づくり課(窓口)

子宮体部がん検診

※子宮体部がん検診のみの申し込み・受診はできません。

世田谷区の子宮頸部がん検診を受診した方で、問診等の結果、受診時以前6か月以内に不正性器出血または褐色帯下のいずれかの症状があり、以下①~④のいずれかに該当する方のうち、子宮体部がん検診を実施することについてご本人が同意する場合には子宮体部がん検診を受診できます。ただし、①~③に該当する場合でも、医師の判断により受診をお断りすることがあります。

  1. 年度末年齢50歳以上の方
  2. 閉経後の方
  3. 未妊娠であって、月経不規則の方
  4. 医師が特に必要と認めた方

自己負担金

1,000円

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